読書術

読書の質をあげたいなら「キーワード設定」をしよう

・家の本棚を見てもどんな本だったか内容を思い出せない。

・読んでる途中で「前にも読んだことあるな」と気づく。

・「オススメの本はある?」と聞かれても何も思い浮かばない。

こんな経験ありませんか?何かと忙しい日々で時間を作って本を読んだのに、まったく情報がとれてない。なんでこんなことが起きてしまうのでしょうか。

「理解力が足りないから」「記憶力が悪いから」というのは、正解ではありません。本を読んでも情報がとれないのは、ズバリ、「読む前にキーワードを設定していないから」

こう語るのは情報クリッピングマスターである『情報吸収力を高める キーワード読書術』(村上悠子 著、フォレスト出版)の著者。「クリッピング」とは、人が必要としている”記事”を選ぶこと。依頼された内容に合った記事を新聞・雑誌から探し出すプロの調査員であります。14年以上クリッピングの仕事を続け、クライアントに20万記事以上提供し続けてきた著者は、「キーワードを制するものは読書を制する」という。

今日は第2章「キーワードを設定する方法」から要点を抜き出してみます。

欲しい情報を分解して「キーワード化」する

たとえば、あなたが「横浜アリーナ」で行われた「宇多田ヒカル」さんのコンサートに行ったとします。それで、生歌にすごく感動して、同じ日に会場に詰めかけた約1万2000人のファンがどういう感想を持ったかを知りたくなりました。すると、帰り道にツイッターで、「宇多田ヒカル」×「横浜アリーナ」というキーワードで検索するのではないでしょうか?(54ページより)

つまり、欲しい情報を「キーワード化」してとりにいっているのです。「宇多田ヒカル」だけだと1000万件近く検索結果が出てきてしまう。なので「横浜アリーナ」とAND検索にして結果を絞り込んでいるのです。

ネットで欲しい情報を検索するときのように、自分の悩みや願望を分解して「キーワード化」するのがポイントです。

AND検索のキーワードを設定する

読書でもツイッターや検索エンジンと同じように「AND検索」を行う必要があると著者は言います。

一方、本書のようなビジネス書は、1冊あたり約10万字と言われています。これまたすごい文字数ですが、この10万字という”大量の言葉の羅列”を、今まであなたは「AND検索」のキーワードを何も設定しないで読んでいた可能性がおおいにあるのです。(58ページより)

本書は読書術の本なのでメインのキーワードは「読書」です。「読書」×「???」の「???」の部分をはっきりさせて読まないと情報をとることはできません。

たまたま開いたページに知りたいことが載っているなんてことはめったにおきるものではなにでしょう。自分が何を知りたいのかを読む前にしっかり考えて、AND検索のキーワードを設定して、それが本の中のどこに載っているか探しながら読むことが重要です。

サジェストキーワードから自分のキーワードを見つける

自分の知りたいことはなんとなく分かっていても、それを「キーワード」に落とし込むのはむずかしいでしょう。そんなときに役立つのが「ラッコキーワード」(https://related-keywords.com/)です。

Googleで表示されるサジェストキーワードを、ひらがなの「あ」から「わ」までとアルファベットの「A」から「Z」までをたった1回の検索で全て表示してくれるものです。試しに「読書」と入れると1文字につき10個ずつ、約800個のサジェストキーワードが一瞬で出てきます。

このサジェストで出てきたキーワードを見て探せばとても効率良く自分のキーワードを見つけられるでしょう。

キーワードも同じで、本を読む直前に慌てて探すのではなく、常日頃から頭の中にいくつか抱えておくのが理想です。(94ページより)

 

本を読む前にキーワードを設定してから読むことで、本からの情報吸収力が上がります。日頃からキーワードをインプットしておき、自分から情報を取りにいく習慣をつけていきたいですね。