読書術

これで読んでも忘れない!一度読んだ本の内容を忘れない方法

「本を読んでも内容を覚えていない」

「おもしろかったんだけど、どんな内容だったか思い出せない」

「読んだけど何が書かれてたか忘れてしまった」

読書をしてもこんな風に思っていませんか?

1時間以上は時間をかけて読んで「なるほど!」と感じた文章にであったりしても内容を覚えていないなんて、とてももったいないです。

どうすれば忘れない読書ができるのか。『精神科医が教える 読んだら忘れない読書術』(樺沢紫苑 著、サンマーク出版)は、読んだら忘れない読書のコツを教えてくれます。

「読んだつもりにならない読書」、つまり「読んだら忘れない本物の読書」をするためには、コツが必要なのです。(「はじめに」より)

著者の樺沢紫苑先生は精神科医・作家であり、今までの著書は40冊。Twitterフォロワー12万人、YouTube37万人など、ネットメディアで専門分野である精神医学・心理学を分かりやすく発信されてます。

樺沢先生自身が毎日実践している読書術には、「3つの基本」があります。

3回アウトプットする「3度目の正直読書術」

人間の脳には日々膨大な情報が流れ込んでいます。その全てを記憶していたら人間の脳はたちまちパンクしてしまう。だから人間の脳は入力された情報のほとんどは忘れるように作られています。本を読んだら忘れるというのは、普通のことなのです。覚えていないから頭が悪いとか、決してそんなことはありません。

ではどうやったら記憶に残るのか。

さまざまな脳科学研究を集約すると、最も効果的な記憶術として「最初のインプットから、7~10日以内に3~4回アウトプットする」ということが明らかになっています。(79ページより)

学生時代に英単語を何度も書いたり発音したりして覚えたことがありますが、1週間で3回アウトプットすると記憶に残りやすいです。読書ではどんな「アウトプット」をすればよいのか。著者は以下の4つを行っているそう。

①本を読みながら、メモをとる、マーカーでラインを引く。

②本の内容を人に話す。本を人に勧める。

③本の感想や気づき、名言をFacebookやTwitterでシェアする。

④Facebookやメルマガに書評、レビューを書く。

(81ページより)

これら4つのアウトプットのうち、1週間以内に3つ行えばかなり記憶に残ります。実際に書評記事を書いて紹介した本に関しては、5年、10年たってもかなり詳細な部分まで記憶しているとのこと。

「読んだら3回アウトプットする」のをちゃんと実践できれば、一度読んだ本をすっかり忘れてしまうことを無くせるでしょう。

隙間時間を見つけて読む「スキマ時間読書術」

「読書はしたいけど時間がない」という人は多いはず。でも読んでいる人はちゃんと読んでいます。どうやって日々の読書をしているのか。それはスキマ時間をうまく使っているからです。

私は月30冊本を読みますが、全てスキマ時間だけで読んでいます。スキマ時間といってもいろいろありますが、私の場合は「移動時間」がほとんど。「電車に乗っている時間」と「電車を待っている時間」です。(85ページより)

自宅で仕事をしている人や車で通勤している人を除けば、ほとんどのサラリーマンは通勤時間や移動時間などのスキマ時間を合計すれば一日2時間近くはあるはず。読むのが遅い人でも1週間で10時間はあるので3冊、1ヶ月で10冊読むことは可能です。

速く読まずに深く読む「深読読書術」

本は速く読んでもあまり意味がありません。30分で1冊読めたとしても、内容を説明できない、感想が言えない、あるいはその本について議論できなければ読んでる意味がない。記憶にも残らないならお金と時間を無駄にしただけです。

本から学びと気づきを得て、「議論できる水準」にまで内容をきちんと理解するように「深く読む」読み方をしなければいけない。こうした本の深い部分までを理解する読み方に、「深読」という新しい言葉を著者は提案しています。

「深読」は、読書の必要条件です。「深読」できるようになってから、より速く、よりたくさん読む、「速読」「多読」を目指せばいいのです。(95ページより)

「深読」できるようになるためには、ある程度のたくさんの本を読まなければいけないし、アウトプットもしなくてはいけない。インプットとアウトプットの反復が「深読」を可能にし、そのときはかなりのスピードで本を読めるようになっているでしょう。

 

以上が「読んだら忘れない読書をする」ための3つのコツです。この3つの柱をもとにさらに実践的な読書術が他にも盛りだくさん紹介されています。

全ての読書術を覚えて実践することはむずかしいです。自分でもできそうだなと思った読書術を選んで実践してみましょう。

「読んでも内容を覚えていない」「良い本だったけど内容は忘れた」と言ってた自分から卒業するために、大いに役立ってくれるはずです。