読書術

本を速く読むには。読み飛ばしていい箇所3つ

現状の読書量や本を読むのが遅いと感じている人に役立つ考え方やメソッドが『遅読家のための読書術』(印南敦史 著、ダイヤモンド社)にまとまっています。

「1ページを読むのに5分もかかった」というほど遅読家の著者だが、ビジネスパーソンに人気のウェブ媒体「LifeHacker[日本版]」で書評欄を担当することになってから大量の本をすばやく読むコツを発見。いまでは年間700冊も読む驚異的な読書量を誇る。それだけの本を読むには当然速さが必要である。重要なポイントは「読み飛ばし」。

著者は「読み飛ばしていい箇所」を見つけるときの目印として、次の3つを活用しているそうです。

著者の自分語りは飛ばしてOK

ビジネス書や自己啓発書には「著者の自分語り」が入っていることがある。それは、似たようなテーマやジャンルの書籍が多い市場だからこそ、著者自身のことを書いて差別化する必要があるからです。

著者の自分語りは必ずしも、忙しい読者に必要な情報ではありません。

ほとんどの場合は、類書とどこが違うのかを読者にアピールするための、いわば「買わせるための情報」です。場合によっては、著者の「自己顕示欲」を満たすためだけに書かれたようなものもあります。(112ページより)

「著者による自分語り」は、読書時間を短縮する際には積極的にスキップしていくべきポイントであります。

事例や体験談はスキップしても良い

ビジネス書や自己啓発書では、語られた理論や解釈の裏付けとして実際の事例や体験談が引き合いに出されることがあります。

一般的なのは、「理論」→「事例」→「理論(まとめ)」という流れです。

だとすれば、事例部分は飛ばして「まとめ」の部分を読むだけでも、十分に話は理解できるはず。体験談は主張のための説得材料として用意されたものなので、現実的にはスキップしてしまっても、著者のいいたいことは理解できるようになっているわけです。

あまりにも長い具体例や体験談はどんどん飛ばして読むとスピードがあがります。主張の大枠が理解できるようなら迷わず飛ばしていきましょう。

過剰すぎる表現はさらっと流す

時にはやる気をくれる大事なパートでもあるかもしれませんが、読者の感情を「煽る」ために書かれた部分はざっと流したほうが良いそうです。

「本書を読み終えたとき、あなたの人生は劇的に変化するでしょう」といったことが書かれている本の大半は、多くの場合、人生を劇的に変化させてはくれません。うわついた話を強調している本を、僕はあまり信用していない。(115ページより)

じっくりその部分を読んでしまうと視野がせまくなり、その著者の本しか読まなくなるなど読む本が偏ってしまう可能性もあります。耳障りのいい文章はあまり真に受けずにスーっと読み流すのが良いでしょう。

 

「本をもっと速く読みたい」

「読むのが遅いのをなんとかしたい」

「もっと効率よく本を読みたい」と思っている人におすすめの一冊です。