読書

続けたいのに続かない。やりたいことを続けるコツ。

継続することはむずかしい。なにか続けたいことがあるけどなかなか続かない。

最初はやる気まんまんで取り組むけど、時間がない、後まわし、別に今やらなくても。。。すぐ言い訳ができてしまう。そしてそのまま放置。こんな経験ありませんか。ぼくは現在進行形であります。

ブログをもっと更新したいけどどうもペースがあがらない。このままじゃいけないと思いつつも行動できていない。どうしたものかと悩み、本屋をぶらついていると目に入ってきたのが『継続するコツ』です。シンプルなタイトルに目を惹かれました。

作家、画家、音楽家、建築家と幅広くものを作っている「株式会社ことりえ」の社長、坂口恭平氏の著書。

「幸せとは、自分が興味のあることを今も継続できていることである」と言う著者が、今までの経験で得た継続するコツを展開しています。継続はむずかしいと思われてるけどそれは誤解であり、その誤解を本書で解きたいとのこと。

著書の中からぼくが受け取った「継続するための10のコツ」を書きます。

継続のコツとは

①人からの評価を気にしない

なにか賞をもらったとかすごいとかひどいとか他人からの評価で一喜一憂しないこと。今自分がやっていることと他人の評価はなんの関係もない。他人の評価の良し悪しでやるのか辞めるのかを決めるのはおかしい。

②人と比べない

人はすぐ人と比べたがる。自分より優れている人をみかけると途端に自身がなくなりやる気を失い作ることをやめてしまう。作ることが好きなら他人の創作物は関係ない。

③比較しても自分を批判しない

才能=継続であるから、同じ土俵でも継続している時間が違うだけ。他人の出来を「自分才能ないな」と批判するのは的外れ。

④ルールを作らない

こう書かなくちゃいけない、とルールを作ってしまうと筆が萎える。自分の書きたいことを書けなくなる。今この瞬間書きたい、作りたいことをしよう。

⑤作りたい「こと」より「感じ」を見つける

明確な作りたいもの、ことよりもやりたいことをしているのが楽しい「感じ」を見つけることが大事。感覚的なものだ。幸せを感じる今この瞬間を見つける。

⑥無能であることを自覚する

だれもあなたを才能ある人でいてくれと思ってないから安心しよう。無能であることを自覚すれば努力ができるはずだ。自分が才能ある人だと思わないほうが良い。

⑦駄作だろうと気にしない

継続できていれば幸せ。売れようが売れまいが関係ない。良いものを作ろうとすればするほど苦しくなるだけ。

⑧悩んだら止まらず手を動かしながら悩め

継続できないで悩んでいるときはつまり手が止まっている。悩んだら手を動かせ。手を動かしていれば悩みも忘れ作品も残る。

⑨身を削らない

ボランティアは長続きしない。自分が楽しむことは大前提だがだれかに文句を言わせてはいけない。

⑩やりたいことを続ける

やりたいことなら馬鹿でもやる。やりたいだけやる。努力もいらんやる気もいらん力もそんなに出さなくていい。

最後に

なにかを作るとき、最初は作ることが好きで作っていたのにいつの間にか他人と比べるようになってしまい自信がなくなる。そして作る楽しさも忘れ、作ることを辞めてしまう。これは非常にもったいないことだなと思います。

大事なことは「作る楽しさ」であり、人からの評価や出来の良し悪しではないのだということを気付かされました。自分でも知らないうちに勝手にルールを作ったり他人の評価を恐れたり見栄を気にして手が止まる、全く進まなくなってましたね。時間はあったはずなのに。

この本を読んで自分の中にあった継続を縛る鎖が外れた気がします。これからはもっと脱力してブログやってこうと思います。


■編集後記
例年なら長期休暇明けは体も気分も重たくだらけきっていましたが今年は好調です。日々の運動(リングフィットアドベンチャー)と規則正しい生活のおかげで淡々と仕事を始められました。去年より成長を感じます。