読書

情報収集力をあげてアウトプットの質を上げる「ずるい検索」

こんにちは、りょういちです。

今回は情報収集力を飛躍的にアップさせてくれる手法やツールを知れる一冊、
『ずるい検索 賢い人は、「調べ方」で差を付ける』江尻俊章・著 株式会社クロスメディア・パブリッシング
をご紹介します。

著者は
・日本でも最も早くウェブ解析コンサルティングを行う
・大学との産学共同研究を元にウェブ解析ツール「アクセス刑事」や「シビラ」を開発
・2012年に一般社団法人ウェブ解析士協会(WACC)代表理事就任
などの経歴をもつウェブ解析のプロです。

本書は仕事に役立つ情報収集ツール、アプリについてまとめられています。普段検索は主にGoogle中心という方にとっては「こんなサイトがあったのか!」と驚きながら楽しく読める内容だと思います。気になるサイトやツールがありすぎて読み終わるのに時間がかかりました。

本書にあるツールを使いこなせれば、より早く、より深く知りたい情報を収集できるようになるでしょう。日頃のインプット・アウトプットの質を変えてくれる一冊です。

気になったところメモ

SEO対策をされていない、自分の知りたい情報を偏りなく集めたいなら「DuckDuckGo」という検索エンジンを使う。

ニュースを広く探すなら、「Google Discover」や「Yahoo!ニュース」が便利です。

「Googleマップ」の検索窓の下にある「もっと見る」を選択すると、「レストラン」「コーヒー」「デザート」「ラーメン」などの細かいカテゴリーを指定して、周囲にある施設を検索できます。

学術論文は、専門家の書いた信用できる情報です。引用することで、自分の発信に信憑性をもたせることもできます。
・Google Scholar
複数のプラットフォームから学術論文を検索可能。日本語と英語で検索できる。引用数なども確認できる。
・arXiv
物理学、数学、コンピュータサイエンスなどの技術分野に特化した学術論文のデータベース。
・JSTOR
歴史、人文科学、社会科学、自然科学など多様な分野のジャーナルや本から論文を検索できる。
ほか

間違いのないデータを調べるために活用したいのが、地域経済分析システム「RESAS」(無料)です。地方創生の取り組みを情報面から支援するために、経済産業省と内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局が提供しているものです。

「Google Trends」を使うと、どんなワードがどんな頻度で検索されているのかが無料で分かります。

最後に

本書を読んでいかに自分の検索力が弱いかを思い知らされました。軽い一般的な情報だけを得て満足していたなと。でも本書のおかげでこれからの情報収集を変えられます。普段使っているX(旧Twitter)やGoogleマップでもこんな使い方があるんだと気づけたのも良かったですね。

たくさんのサイト、ツール、アプリが載っているので、自分にとって必要な情報収集ができそうなものをちゃんと取捨選択して、普段のインプット・アウトプットの質を良くしていきたいと思います。


<もくじ>
まえがき
第1章 「知りたいこと」を調べられるようにする
第2章 勝手に情報が集まる「仕組み」をつくる
第3章 「ソーシャルメディア」の力を最大限に活用する
第4章 「便利ツール」を駆使して効率を高める
第5章 「コンテンツ作り」で周囲に差を付ける
第6章 「ビジネスを加速させる情報」を調べる
第7章 「必要だけど探しづらい情報」を調べる
第8章 「ウェブサイト分析」で自分が打つ手を知る
第9章 「人」から情報を集める
interview
あとがき


■編集後記
なかなか読書もブログ更新もできずもやもやした日々を過ごしてました。この夏は暑さも仕事もしんどくて...ただの言いわけですが。もっとうまく時間を使えるようになるにはどうしたらいいか考える時間が必要ですね。