読書

本を早く読むコツは文章の「取捨選択」

「本は全部読まなくて良い」

いろんな本にも書いてありますし先生や職場の上司にも言われてきた言葉ですが、どうしても理解できなかった。「じっくり読まなきゃもったいないし頭にも入ってこないじゃないか!」とずっと思ってました。でもそれは間違いでした。

じっくり読めば良いというものではない

ぼくは人よりも本を読むのが遅く、普通の人が1時間で読み終わるような本でも2時間以上かかることがありました。どうしてみんなそんなに早く読めるのか不思議でしたが、マイペースな性格なもんで特に気にしてこなかったです。

読むスピードも遅くて早く読むことをしようとしなかったのでいつまで経っても遅いまま。かといってゆっくり読んだからといってものすごく頭に残っているわけでもなく、むしろ全く残っていない。これじゃなんの意味もありません。

読んで満足してるだけの意味無し読書をずっとしてきたという事実はなかなかきつい。魚のいないところに釣り竿を垂らし続けているようなものです。

ただ、ゆっくりでも本をたまに読んでたので文字を読むのに抵抗がなくなったのは良いことでした。

必要なところだけつまんで読む

最近は読書についてそろそろどうにかせんといかんと思い、読書術系の本をたくさん読んでます。だいたい共通して書いてあるのは、「目次を読んで気になるところだけを読む」ことでした。

目次で自分の興味があるところを見定めて、そこだけを読む。

全部読みたい人間のぼくにはなかなかハードルが高かったけど勇気だしてやってみたらたしかに早く読み終わる。2時間が1時間半くらいにはなりました。

大した差じゃないかもだけど、ぼくにとってはすごい進化。余計なところは飛ばして読むということをようやく理解しました。

取捨選択することで判断力がつく

本は万人に向けて書かれているため、一冊一冊が自分のために書かれているわけではありません。なので内容すべてを読む必要はまったくない。脳死で全部読むことはあまり良い本の読み方ではなかったと反省してます。もちろん小説は別の話ですが。小説はゆっくり世界観に浸りながら読みたいものです。

ビジネス書は「自分で」読む情報を選び必要な知識を見極めること。読書するときはつねに読むところを取捨選択する。これを繰り返すことで読むスピードもアップし効率よく必要な知識を得ることができるようになります。

 

<編集後記>

気になっていたカフェへ。入って10分くらいでほぼ満席。ラッキーでした。コーヒーも自分好みの浅煎り酸味系で大満足。再訪を心に誓いました。